年鑑「日本の自動車部品工業」とは?
①1965年に自動車部品工業会(任意団体)と自動車ジャーナルとの共同編集にて創刊。
②1969年末に自動車部品工業会が社団法人日本自動車部品工業会に改組されたのを契機に、同工業会と㈱オート・トレード・ジャーナルとの共同編集にて刊行(1998年まで)。
③1999年より同工業会の監修、㈲自動車部品出版の編集にて刊行(2012年まで)
④2011年に同工業会は一般社団法人日本自動車部品工業会へ改組。
⑤2013年より㈲自動車部品出版の単独編集にて刊行。
⑥2017年より㈲自動車部品出版の出版事業は親会社の㈱自動車情報センターに移管、今後は同社にて継続発行する予定。
本書は過去50年間にわたり刊行されてきた日本の自動車部品工業に関する年鑑で、様々な経緯があるものの継続して発行して行きたいと考えています。
刊行の狙い
①実体経済からの日本経済の分析
実体経済の各種データーの推移を把握し、その数字の背景にある実体経済の分析により実業界から見た日本経済の分析を行いたい。
実体経済のプレイヤーは全て実数(自社の売上推移・業界の販売数など)を持っており、実数(ミクロ)とマクロ経済を繋いで分析することが出来る。
自動車業界は我が国を代表する世界的にも最も競争力のある業界で、実体経済を分析するのに適している。
②競争力がある部品・素材メーカーの動向を一般に広く広報したい
自動車部品業界は従来は自動車メーカーの下請企業という影の存在であったが、今や日本の製造業を代表する業種となっており、その動向の把握は日本経済の現状を分析する上で重要。
また、自動車部品・電子部品・デバイス、工業用原料の資本財等がわが国の輸出の75%を占めている。
しかし、主に報道されるのは消費財が中心であり、生産財の一般への認知度は低い。
日本の競争力の源泉は部品・素材メーカーの技術であり、この分野の情報発信を続けたい。
年鑑の刊行の意義と読者層
自動車及び自動車部品業界には様々な年鑑がある。
○自動車年鑑 日刊自動車新聞社
○タイヤ年鑑 RK通信社
○世界自動車部品産業年鑑 FOURIN
○日本自動車部品産業年鑑 FOURIN
○日本自動車部品産業の実態 アイアールシー
これらは、いずれも定価1万円~3万円程度の価格設定の専門書である。
「日本の自動車部品工業」も2012年版までは2万3000円であった。
今、必要なのは業際、さらにその外側の一般の方々にも自動車部品業界を知ってもらうことである。
そこで、2013年版以降は業界関係者、さらに業界に関心のある一般の方でも購入できる便利な本「便覧」を目指すことにし、編集内容と定価を見直した。
・1年間に発表された重要ニュース
・1年間に発表された政府文書、業界・企業の方針発表、把握しておくべき統計データ・企業の経営指標をコンパクトにまとめたもの。
年鑑とは特定分野の一年間の出来事を記録し、解説した年刊形式の便覧。
「あの工場は何時頃建設されたのか?」「A社とB社の提携は何時から始まったのか?」「この年の業界には何があったのか」などを簡単に調べることができる索引(インデックス)の役割を果たす。
継続的に発行されることを前提に編集されている。
以上の理由により本書の体裁はA5版 400ページ 定価5600円としている。
本書の販売について
○紀伊国屋書店ウェブストア
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